塗装が困難?
タイトルの通り建築の塗装には塗装が困難とされている物がいくつかあります。
前回、ブログにあげた難付着サイディングもそうですが、木部、亜鉛メッキのトタン屋根、セメント板のラムダ材、塀の塗装などなど。
今回は塀にスポットをあてさせていただきます。
外壁塗装で綺麗になると家の塀の汚れが目立ってしまい一緒に塗装してくれない?ってご相談がよくあります。
街を歩いて色々なお家の塀を見てみると、綺麗な塀もあれば、塗膜が剥がれていたり、ぷくぷくと膨れていたり不具合が生じている塀が見られると思います。
一度、不具合が生じてしまいますと、なかなか難儀なもので、不具合が生じないとは言い切れないのが事実です…
何で外壁と違って、こんなに不具合がでやすいかと言いますと、塀は建物とちがって基礎を設けてない場合が多い上に地中や、塗装されていない部分の素材そのものから染みてしまった雨の水分を塀内部に浸透させ湿気として長い時間抜け出ていかない状態が続き新しく膜を覆った塗装表面に不具合が発生します。
前回の工事で何を塗られているか?現在何を使用したかで大きく変わります。
塗装が困難とされている塀の塗装には、現在、少ない種類ではありますが塀専用塗料も存在しております。またどこのメーカーにも湿気を通す透湿型塗料も昔から存在しています。
塗装工事の際、何を塗られているかも説明されないケースが多い事に驚きです。
せっかく、外壁塗装でいい仕事しているのに、評価を落としてしまっている塗装屋さんが多くもったいないなぁって思ってしまいます。
現在、施行中の住宅塗装工事でも塀の塗装をさせていただいています。
浸透型のシーラー塗布後
風合いも変えたくないので、改修用のジョリパットで塗装させていただいています。
ジョリパットは塀専用塗料ではありませんが、透湿性も高い塗料なのでオススメです。
綺麗に甦りましたね(^^)
なかなか条件の厳しい箇所の塗装であるので、できるだけ長持ちしてくれる塗料を提案してくれる塗装専門店にご相談していただけたらと思います^_^